
夜8時より大森医師会館にて医療を考える会に参加してきました。大田区の医師会や薬剤師会、歯科医師会の先生、超党派の政治家が集まっていました。今回のテーマは、「介護療養型廃止の真相」。
小泉内閣を前後して財界中心の政策立案がされるようになってきました。医療も例外ではなく、米国からの強い要望もあり、「受益者負担」や「自由主義市場経済」、「利益追求」などが声高に叫ばれ、財政再建至上主義によって医療費削減が行われます。後期高齢者医療制度のみに注目が集まり、医療と介護を切り離すための介護療養型病床の廃止に世論は関心を示しませんでした。
病院と介護を切り離すということは、6人を1人で見るのが1人を3人で見るようになって逆にコストがかかるという話は、何となく納得してしまいがちですが、切り離さざるを得なかったほどの高コスト体質や、「3人」は病院で見る「1人」よりも安く「ぼろ雑巾」のように働かされている介護現場の状況を考えると複雑な思いになりました。
死生観や終末期医療体制の違いによって、医師や病院の数や偏在、平均在院日数などの欧米との国際比較が意味をなさないことや地域の実状に合った医療体制の構築が必要であること、そして、急性期は大病院、亜急性期から慢性期は中小の病院と役割分化をいいながら、相応の制度変更や支援をしない厚労省の一貫性の無さなど勉強になりました。
医師会といえばもともと自民党の支持団体です。政権が交代して我々民主党の議員を呼んでいただけるのは非常に有り難い話です。しかし、もっと地域の住民、患者や看護師を巻き込んだ、大田区、東京都、そしてより広域的な医療体制の議論の必要性を痛感しました。